金融システムの将来展望―根拠なき悲観論を超えて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784322102802
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C2033

出版社内容情報

はじめに
金融システムの将来展望
第1章 総論ー情報化時代の金融機関経営
  1 情報の広がりと市場の広がり
  2 新たな競争の形態
  3 低下するコストと増加するコスト
  4 情報化時代における時間の稀少性
  5 メガ合併とブティック化
第2章 ポーターレス時代の金融資本市場
  1 ボーダーレス時代の到来と金融資本市場の変化
  2 ボーダーレス時代の光と影
  3 グローバリズムと反グローバリズム
  4 21世紀日本の経済・金融の課題
第3章 金融システムの変化とディスクロージャー
  1 新会計ルール導入の背景
  2 新会計ルールの内容
  3 新会計ルールの企業経営への影響と対応策
第4章 金触・資本市場と格付
  1 格付の時代
  2 格付はなぜ必要か
  3 格付の日本への定着
  4 格付の基本
  5 広がる格付対象
  6 格付の利用と問題点
第5章 セキュリタイゼーション
  1 国内証券化市場の現状
  2 投資対象としての証券化商品
  3 企業金融論の視点-オプションアプローチ
  4 企業金融論の視点-エージェンシー理論
  5 最後に
第6章 市場インフラとしての決済システム
  1 金融市場と決済一オーソドックスな理解
  2 金融機関におけるリスク・リターン分析の高度化とIT技術の発達
  3 中央銀行による決済システム政策-RTGS化の意義
  4 決済と金融資産価格
  5 日本銀行にとっての新たなチャレンジ
第7章 金融システムのセーフティネット
  1 預金保険制度の金融システムにおける位置づけ
  2 ペイオフの定義および日米の環境の違いについて
  3 新しい金融環境におけるセーフティネット
  4 解禁に向けての環境整備一多様な資金のパイプと市場規律主軸型
システム構築の必要性
第8章 ベンチャービジネスとインキュベーション
  1 急激な変化と事業の非継続性を前提にしたモデルヘ
  2 プライベート・エクイテイ・ファンドとは
  3 新たな金融としてのベンチャー・ファンドの発展
  4 ベンチャーキャピタルの仕組みと仕事
  5 インキュヘーションの実際
第9章 協同組織金融機関の将来展望
  1 金融機関の貸出能力の低下と貸し渋り現象
  2 中小企業専門金融機関の現状
  3 信用金庫の特色
  4 信用金庫の中小企業金融における課題
  5 おわりに
第10章 業者の法から市場の法へ
  1 はじめに
  2 金融ビッグパンの理念と性格(市場型規制の全面展開)
  3 証券取引法目的論の変化
  4 横断的包括的資本市場法制への展望
  5 証券市場を支える開示・会計・監査
  6 変わる株式会社法の見方
第11章 金融取引の電子化
  1 株式取引における電子化の歩み
  2 リテール金融取引における電子化
  3 課題と展望
第12章 リスク仲介システムと不良債権問題
  1 はじめに
  2 銀行のリスク管理と不良債権
  3 コーポレートガバナンスと不良債権
  4 金融資本市場における不良債権
  5 おわりに
第13章 株主価値創造と金融
  1 金融システムの変化と株主価値創造
  2 株主価値の意味
  3 株主価値上昇の具体策
  4 フリーキャッシュフローモデルによる株主価値と、実際の株価を
もとにした時価総額の比較と対応策
  5 日本企業の課題

内容説明

金融の再生に取り組む人々に、将来の展望を開くための材料と座標軸を提供する!気鋭の論客達が綴る13の処方箋。

目次

総論―情報化時代の金融機関経営
ボーダーレス時代の金融資本市場
金融システムの変化とディスクロージャー
金融・資本市場と格付
セキュリタイゼーション
市場インフラとしての決済システム
金融システムのセーフティネット
ベンチャーキャピタルとインキュベーション
協同組織金融機関の将来展望
業者の法から市場の法へ〔ほか〕

著者等紹介

岩村充[イワムラミツル]
1974年東京大学経済学部卒業。1974年4月日本銀行入行。ニューヨーク駐在員、日本公社債研究所開発室長(出向)などを経て、1994年4月より日本銀行金融研究所研究第2課長、1996年12月より企画局兼信用機構局参事。1998年1月より早稲田大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品