出版社内容情報
平成12年4月に施行された民事再生法に基づき、本法の概要、裁判所の運営方針について解説するとともに、再生手続開始決定、再生計画案の作成、計画案の遂行について詳述。
今、話題のＤＩＰファイナンスや営業譲渡、会社更生、国際倒産、個人版民事再生等についても記載！
第１部 債権者からみた民事再生法
第1章 民事再生法のあらまし
民事再生法ができるまで/民事再生法の特徴/再生手続の槻要
第2章債権者の立場からみた民事再生法のいくつかの要点
申立てから開始まで/開始決定と再生債務者や監督委員などの権限や役割/再生債権/債権者に対する情報開示と債権者の手続関与/担保権
第２部 裁判所における運用方針と事件処理の概況
第1章 運用方針
申立てから保全処分まで/基本手続と付随的・例外的手続/監督委員の選任/開始決定から認可決定までの手続/履行の監督/簡易再生と同意再生
第2章 事件処理の概況
事件の概況/事件処理の実情
第３部 金融機関の実際
第1章 与信管理・回収
再生手続開始の申立段階/再生手続開始決定段階/再生計画案作成段階/再生計画の遂行段階
第2章 再生手続への基本的対応と信用リスク管理
再生手続と信用リスク管理/再生手続への対応姿勢/再生手続と自己査定/再生手続と債権償却
第４部 再生手続とビジネス
第1章 投資家の立場に立った再生手続
市場的アプローチ・・・ビジネス導入の必要性/投資家の再生手続への関与
第2章 営業譲渡
営業譲渡の有用性/再生手続における営業譲渡/ビジネスの視点からみた再生手続下の営業譲渡
第3章担保権抹消請求
第4章DIPファイナンス
DIPファイナンスとは何か/再生手続でのDIPファイナンスの取扱い/DIPファイナンス導入の提言
補論
個人債務者再生手続とその留意点/国際倒産法制の整備/会社更生法の立法課題
内容説明
斯界の第一人者、ベテランの金融実務家を執筆陣に揃えて、金融機関（債権者）の立場から民事再生手続を詳解した実務書の決定版。
目次
第１部 債権者からみた民事再生法（民事再生法のあらまし；債権者の立場からみた民事再生法のいくつかの要点）
第２部 裁判所における運用方針と事件処理の概況（運用方針；事件処理の概況）
第３部 金融機関の実務（与信管理・回収；再生手続への基本的対応と信用リスク管理）
第４部 再生手続とビジネス（投資家の立場に立った再生手続；営業譲渡；担保権抹消請求；ＤＩＰファイナンス）
著者等紹介
高木新二郎［タカギシンジロウ］
独協大学法学部教授・弁護士
園尾隆司［ソノオタカシ］
東京地方裁判所民事第２０部総括判事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
