出版社内容情報
激動の生命保険産業で働く人、志す人、研究する人、これから参入する金融機関の方々へ。法律、商品さらには医療・社会保険との関わりまで、生命保険に関するすべてを解説。 2000年法改正を盛り込んだ最新テキスト。制度の基礎と今日のトピックが復層的に理解できる。
第Ⅰ部「市場と個人」の時代と生保産業
第１章英米における金融制度改革
米国における金融制度改革/英国における金融制度改革
第２章日本における保険制度改革
保険制度改革の背景/保険審議会答申と新保険業法の施行/保険制度改革の内容/日本版ビッグバンと生保の位置づけ/生損保相互参入の概要、業績推移とその評価
第３章日本の生命保険業界が抱える課題と今後の動向
相互会社の株式会社化/逆鞘問題、倒産法制の整備と時価会計をめぐる問題/郵貯・簡保問題と生保産業
第Ⅱ部生命保険の基礎と法則
第４章生命保険の歴史と現状
生命保険の対象となるリスク/生命保険の歴史/日本における生命保険事業の現状
第５章生命保険商品
生命保険商品/生命保険の数理
第６章生命保険契約に関する法律と約款
生命保険の意義/生命保険契約に関係する法律と保険約款/生命保険契約の成立と告知義務制度/「他人のための生命保険」と「他人の生命の保険」/保険料の支払と免責事項/生命保険契約における最近の不正利用防止策
第７章保険業法
保険業法の沿革等/総則/保険業の免許/相互会社/保険会社等の監督/保険募集/生命保険会社の資産運用
第Ⅲ部将来の社会保障と生保産業の発展の方向
第８章わが国の社会保障の現状と今後のあるべき方向
第９章公的年金制度の問題点と生保の役割
第10章公的医療保険制度の行き詰りと生保
第11章公的介護の導入と生保
内容説明
制度・法律、商品、さらには医療・社会保障問題とのかかわりまで今日のトピックスをまじえ解説。参入する金融機関待望の体系書！！２０００年法改正の内容を盛り込んだ最新テキスト。
目次
第１部 「市場」と「個人」の時代と生保産業（英米における金融制度改革；日本における保険制度改革；日本の生命保険業界が抱える課題と今後の動向）
第２部 生命保険の基礎と法制（生命保険の歴史と現状；生命保険商品；生命保険契約に関する法律と約款；保険業法）
第３部 将来の社会保障像と生保産業の発展方向（わが国の社会保障の現状と今後のあるべき方向；公的年金制度の問題点と生保の役割；公的医療保険制度の行き詰まりと生保；公的介護保険の導入と生保）
著者等紹介
前原金一［マエハラカネイチ］
１９４４年生まれ。’６６年東京大学経済学部卒業。同年住友生命保険相互会社入社。企画調査部長、金融法人部長、常務取締役などを経て、現在、住友生命総合研究所代表取締役社長。立命館大学客員教授
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