出版社内容情報
AIの普及速度は現在でもとどまるところを知らず、現在の社会生活を行う中でAIと無縁でいることは不可能に近いと言っても過言ではない。そのような状況に伴い、AI倫理やAIガバナンスの問題が語られる機会が近年ますます増加している。
本書は、Deloitte AI Instituteのグローバルリーダーである原著者の経験をもとにして書かれた書籍で、信頼できるAIの主要な特性、およびAIアプリケーションの信頼性に影響を与える潜在的な落とし穴や課題を詳説し、またビジネスプロセスや意思決定におけるリスク管理に対する実践的アプローチをも提供する。抽象的な話に終始しないよう、架空の企業を設定し、この会社のAIの物語を追いかけることで、AIの信頼性と倫理に関する課題を探っていく。
研究者はもとより、AIガバナンスの仕組みを策定する経営層やリーダー層にとっても非常に有益な、この分野のバイブルとなり得る書籍である。
[原著:Trustworthy AI: A Business Guide for Navigating Trust and Ethics in AI]
目次
第1章 現代AI入門
第2章 公平性と中立性
第3章 堅牢性と信頼性
第4章 透明性
第5章 説明可能性
第6章 セキュリティ
第7章 安全性
第8章 プライバシー
第9章 アカウンタビリティ
第10章 責任
第11章 信頼できるAIの実現に向けて
第12章 信頼できるAIの展望
著者等紹介
Ammanath,Beena[AMMANATH,BEENA] [Ammanath,Beena]
AI倫理における世界的な思想的リーダーであり、多様な産業にまたがる広範な経験を持った、受賞歴のある技術幹部である。現在、Global Deloitte AI Instituteのエグゼクティブディレクターであり、Humans For AIの創始者でもある。また、General Electric、Bank of America、Hewlett Packard Enterprise、Thomson Reuters、British Telecomなどといった企業と協力して仕事を進めている。さらに、様々な技術系新興企業、非営利団体、大学の理事を務めている
森正弥[モリマサヤ]
1998年、慶應義塾大学経済学部卒業。アクセンチュア株式会社、楽天株式会社を経て、現在、デロイトトーマツグループパートナー/DAII所長、東北大学特任教授、東京大学協創プラットフォーム開発顧問、日本ディープラーニング協会顧問
神津友武[コウズトモタケ]
1998年、早稲田大学大学院理工学研究科修了。米コロンビア大学宇宙物理学研究室研究員、デロイトトーマツコンサルティング、有限責任監査法人トーマツを経て、現在デロイトトーマツグループパートナー/デロイトアナリティクス事業ユニット長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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