出版社内容情報
第2版は,初版刊行時からの技術革新を踏まえ,記述内容をアップデートし,また新たに分散システムの事例を紹介する章を新設した。
目次
分散システムの概要
分散システムの種類
通信
名前付け
アーキテクチャ
プロセス
クライアントサーバ
時計と同期
フォールトトレラント性
セキュリティ
分散ファイルとオブジェクト
分散Web システム
パーベイシブシステムと分散組み込みシステム
密結合型分散システムにおける排他制御
著者等紹介
水野忠則[ミズノタダノリ]
1969年3月名古屋工業大学経営工学科卒業。1969年4月三菱電機株式会社入社。1987年2月九州大学工学博士。1993年4月静岡大学教授。2011年4月愛知工業大学教授、静岡大学名誉教授。2016年4月‐現在、愛知工業大学客員教授、静岡大学名誉教授。受賞歴:情報処理学会功績賞(2009)ほか。学会等:情報処理学会名誉会員、電子情報通信学会員、IEEEライフメンバー、Informatics Society会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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水紗枝荒葉
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これくらいの専門性のトピックでここまで教科書然とした教科書が書かれることに驚いた。長所は、よく読むと様々な話題が載っている点である。短所は、独学の初学者にはよく読めない点である。書き味に起伏がなく、カリキュラム優先のためストーリーも掴みがたい。2025/05/12
yshigeru
0
分散システムとはどういったもので、どういった技術が必要かということがコンパクトにまとまっている。具体例はたくさん出てくるが、分散アルゴリズムについてはそれほど詳しくない。分散システムの例として、計算機システムに限らず、FAや自動車、電力システムについても解説されているのはよかった。最初の1冊としてはよいが、これだけでは足りない。2020/01/12