出版社内容情報
スケーラビリティ,頑健性,セキュリティ,パフォーマンスが優れているアプリケーションをPythonで実現!
本書は,Pythonを用いたアプリケーション設計方法を様々な観点から解説します。ビジネス要求を満たす製品を構築するためには欠かすことのできない,保守性,再利用性,テスト容易性,スケーラビリティ,パフォーマンス,ユーザビリティ,セキュリティを取り上げ,読者が頑健かつ柔軟なソフトウェアの設計方法を理解することを目的としています。
またDevOpsや継続的インテグレーション,最適なオブジェクト指向の使用方法なども紹介しています。これらを理解することで,読者はビジネス規模が拡大しても耐え得る,スケーラブルなアプリケーション設計を構築できるようになるでしょう。
アプリケーション構築に欠かせない,各フレームワークのメリットなどにも焦点を当てており,これからアプリケーションを設計しなければならないエンジニアにとって価値の高い実践的な内容も含んでいます。特に第7,8章で解説されるデザインパターンとアーキテクチャパターンは,汎用的に使える知識であり,たとえPythonを使用しないエンジニアでも大きな恩恵を受けることができるでしょう。
本書で学ぶこと
- 品質属性を正しく考慮したプログラムの実装
- スケーラブルなWebアプリケーションの設計
- Pythonの特徴を活かしたデザインパターン
- テストツールを用いたパフォーマンスの最適化
- Pythonアプリケーションをリモート環境やクラウドへデプロイ方法
- Pythonのセキュアアーキテクチャアプリケーション
内容説明
本書では、アプリケーションに内在するソフトウェアアーキテクチャをPythonによってどのように実現するかについて説明します。他にも、アプリケーションをデザインする際によく現れる問題を解決するための重要なパターンや、クラウド、マイクロサービスといった比較的新しいドメインでのパターンについても説明します。本書の実例を通してPythonの長所と短所を把握することで、言語の仕様を考慮した設計を実現できるようになるでしょう。
目次
第1章 ソフトウェアアーキテクチャの原則
第2章 修正容易性と可読性
第3章 テスト容易性
第4章 パフォーマンス
第5章 スケーラビリティ
第6章 セキュリティ
第7章 デザインパターン
第8章 アーキテクチャパターン
第9章 デプロイ容易性
第10章 デバッグのテクニック
著者等紹介
Pillai,Anand Balachandran[PILLAI,ANAND BALACHANDRAN] [Pillai,Anand Balachandran]
プロダクトエンジニアリング、ソフトウェアデザイン、ソフトウェアアーキテクチャなど、様々な領域で18年の経験を積んできたプロフェッショナル。インド工科大学マドラス校学士。これまで、Yahoo!、McAfee、Infosysでリードエンジニア/アーキテクトとしてチーム立ち上げや新規プロダクト開発に従事してきた。また、スタートアップでリードエンジニアやコンサルタントとして活躍することもある。Bangalore Python Users Groupの創設者であり、Python Software Foundation(PSF)のフェロー。現在は、Yegii Inc.のシニアアーキテクトです
渡辺賢人[ワタナベケント]
上智大学理工学部情報理工学科卒業。学生時代は機械学習やデータ解析、統計、純粋数学を研究。現在はヤフー株式会社でフロントエンド/バックエンド開発を行う
佐藤貴之[サトウタカユキ]
首都大学東京大学院システムデザイン研究科修了。大学院では機械翻訳を研究。現在は株式会社メルペイで分析/モデリング業務に取り組む
山元亮典[ヤマモトリョウスケ]
早稲田大学理工学術院先進理工学研究科修了。学生時代から複数の企業で、iOSアプリやサーバーサイド、ハードウェアの開発に従事。現在ではヤフー株式会社でサーバーサイド開発やデータ解析を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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