出版社内容情報
●内容
フィールド情報学とは,フィールドで生じる諸問題に対して,情報学視点からその解決法を提案することを目的としている。その構成要素は,記述,予測,設計,伝達からなり,その方法は多岐に渡る。本書はフィールド情報学の入門書であり,これから自然観察へ向かう大学院生,社会参加の方法を求めるフィールドワーカー,イノベーションを模索するエンジニアなどを主対象に,起源の異なる9つの方法を,自然観察,人間観察,イノベーションという3つのシナリオを用いて説明し,フィールドの捉え方やそこでの情報の働きについて解説する。
目次
フィールド情報学とは何か
第1部 自然を観察し予測する(リモートセンシングと地理情報システム;バイオロギング;システムダイナミックス)
第2部 人々の活動を記述し伝達する(ヒューマンセンシング;エスノグラフィ;ケースライティング)
第3部 社会と生活にイノベーションを起こす(インクルーシブデザイン;マルチエージェントシミュレーション;アウトリーチコミュニケーション)
個を紡ぐ場としてのフィールドと情報のはたらき
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