出版社内容情報
●内容
主に文科系初学生を対象に,「どのように情報や情報システムと付き合えばよいか」,「情報をどのように利用すればよいか」などの情報管理の基本を詳しく解説したテキストです。
本書では情報管理という概念を「データ・情報・知識をどのように処理・管理したらよいか」というきわめて広い視点からとらえ,社会における情報の取り扱い方を多面的に取り上げています。
理工系学生が情報と社会科学の接点を理解するうえでも役立ちます。
●目次
第1章 情報と情報管理
第2章 情報源と情報収集
第3章 データベースと情報検索
第4章 記述的分析と数量的分析
第5章 予測とモデル分析
第6章 情報とシステム
第7章 システム思考
第8章 オペレーションズリサーチの考え方
第9章 オペレーションスリサーチの応用
第10章 情報とマルチメディア
第11章 ソフトウェアとシステムエンジニア
第12章 情報処理システムの分析・設計
第13章 企業と情報システム
第14章 ネットワークによる情報管理
第15章 知的財産権
第16章 情報管理と社会
内容説明
本書は、1999年2月に共立出版(株)より発行した「インターネット時代の情報管理概論―情報・システム・意思決定」を元に、技術の進歩、社会の変化に即して内容を吟味・刷新し、ここにあらためて新刊書として上梓したものである。情報の概念の整理から始まり、各種の情報源と情報の収集の方法、その整理法、情報蓄積の核となるデータベースの概要、数量的データや非数量的データの分析方法、広く利用されているモデル分析の役割、システム的なものの見方の重要性やシステム思考、その典型であるオペレーションズリサーチの考え方などが前半に説明されている。一般的にいえば、文科系の学生は数量的分析がやや不得意なケースが多いが、本書では、それを克服する意味を込めて、コンピュータやネットワークを利用した情報分析への道も示しているつもりである。後半は、主に情報システムや企業組織あるいは情報化とかかわり合う側面を説明している。まず、マルチメディア情報を含む情報の取扱い方法、情報システムに関するさまざまな話題、法的な情報管理である知的財産権の問題、情報管理と社会等を扱っている。
目次
情報と情報管理
情報源と情報収集
データベースと情報検索
記述的分析と数量的分析
予測とモデル分析
情報とシステム
システム思考
オペレーションズリサーチの考え方
オペレーションズリサーチの応用
情報とマルチメディア
ソフトウェアとシステムエンジニア
情報処理システムの分析・設計
企業と情報システム
ネットワークによる情報管理
知的財産権
情報管理と社会
著者等紹介
猪平進[イノヒラススム]
昭和43年静岡大学工学部電子工学科卒業。昭和45年同大学院修士課程修了。(株)日立製作所中央研究所入社。平成元年静岡大学、工学博士。平成3年岐阜経済大学経済学部助教授。平成8年同経営学部教授
斎藤雄志[サイトウタケシ]
昭和41年東京工業大学理工学部電子工学科卒業。昭和46年同大学院博士課程修了、工学博士。(財)電力中央研究所経済研究所入所。昭和56年同エネルギーシステム研究室長。昭和60年専修大学経営学部助教授。昭和61年同教授。平成13年専修大学ネットワーク情報学部教授
高津信三[タカツシンゾウ]
昭和44年東京工業大学工学部経営工学科卒業。昭和51年同大学院博士課程修了、工学博士。カーネギー・メロン大学ポストドクトラルフェローを経て昭和54年広島大学工学部助手。昭和60年専修大学経営学部助教授。平成3年同教授。平成13年専修大学ネットワーク情報学部教授
出口博章[デグチヒロアキ]
昭和35年和歌山大学学芸学部数学科卒業。平成8年筑波大学大学院修士課程修了。三菱電機(株)コンピュータ製作所・本社(株)三菱電機ビジネスシステムを経て平成9年八戸大学商学部教授
渡辺展男[ワタナベノリオ]
昭和53年広島大学工学部経営工学科卒業。昭和55年同大学院工学研究科博士課程前期修了。(株)日立製作所入社。昭和61年広島大学工学部助手。昭和62年兵庫県立姫路短期大学助手。平成元年広島県立大学情報教育センター講師。平成9年広島大学経済学部助教授。平成14年専修大学経営学部助教授
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