出版社内容情報
【解説】
著者らが提案した東京理科大学情報メディアセンター内の「スマートオフィスプロジェクト」で行った、5年間にわたるさまざまなPocket PCの利用実験の成果をベースに興味深くまとめた。Pocket PCをJavaプログラムをとおしてPDA(Personai Digital Assistant:携帯情報端末)として十分に活用できることを示し、さらに、携帯用ナビゲーションの作成、Pocket PCとGRIDコンピュータとの連携利用など、最新の話題を収録。読者は、Pocket PCの小さなボディーに隠された驚異的な能力に目を見張り、さらに多様な活用法を思い至るであろう。
【目次】
Pocket PCとJavaの新しい展開・Pocket PCのJava・「入れたてJava」の例題を動かす・スマートオフィスにおけるPocket PCの利用・Pocket PCのための認証・ポケットナビゲーションシステム・まとめと今後の動向・付録:Pocket PCに関する有用サイト,関連情報
内容説明
誰もがポケットに入れて持ち運べるコンピュータPocket PCを、Javaで自分の応用向きに作りかえるための入門書。このような応用が人工知能機能を持つならばポケット人工知能と呼べる。本書では、日常に役立つポケット人工知能を設計できることを目標にする。
目次
第1章 Pocket PCとJavaの新しい展開
第2章 Pocket PCのJava
第3章 『入れたてJava』の例題を動かす
第4章 スマートオフィスにおけるPocket PCの利用
第5章 Pocket PCのための認証
第6章 ポケットナビゲーションシステム
第7章 まとめと今後の動向
著者等紹介
溝口文雄[ミゾグチフミオ]
1941年生まれ。1968年東京理科大学大学院修士課程修了。1978年工学博士。1987年東京理科大学理工学部経営工学科教授。この間、筑波大学、東京農工大学、聖心女子大学の非常勤講師、日本ソフトウェア科学会理事、人工知能学会理事を努める。現在、私立大学高度化推進事業の“学術フロンティアプロジェクト”の代表で、知能ソフトウェアを推進している。さらに、“Bio‐GRIDコンソーシアム”を立ち上げ、GRIDコンピューティング、およびバイオインフォマティクスに力を入れている。1994年スタンフォード大学言語情報センター上級研究員。現在、東京理科大学理工学部経営工学科教授。東京理科大学情報メディアセンター長。東京理科大学野田図書館長
平石広典[ヒライシヒロノリ]
1971年生まれ。1997年東京理科大学大学院修士課程修了。この間、Nomadic Tech.Inc.インターンシップ、NASA/WVU Software Research Lab.インターンシップ。2000年東京理科大学大学院博士後期課程修了。2000年工学博士。現在、東京理科大学情報メディアセンター助手
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