出版社内容情報
「限られた資源の中でいかに利益を最大にするか?」あるいは「どうしても発生する損失をいかに最小にするか?」といった問題は最適化問題(あるいは数理計画問題、オペレーションズ・リサーチ(OR))といわれ、実社会でもよく現れる。本書では、最適化問題のうち比較的考察しやすい「線形計画問題」の「最大問題」に焦点を絞り、その解決法(線形計画法という)とそれに必要な数学の基礎を学習する。さらに、線形計画法をより深く理解するために、連立1次方程式の解のしくみについても学習する。本書により、線形計画問題の最大問題がたやすく解決できる数学的能力を習得できる。また本書は線形代数への入門、また線形計画法の初学者のための自習書としても最適である。
目次
第0章 線形計画問題とは
第1部 行列の演算(行列の定義;行列の積;連立1次方程式と行列;基本変形;行列の簡約化と階数;連立方程式の解の分類;逆行列とその応用)
第2部 線形計画問題の理論(シンプレックス法と最大問題;最小問題と双対問題;複雑な最小問題;補遺)
著者等紹介
高木悟[タカギサトル]
2003年早稲田大学大学院理工学研究科数理科学専攻博士後期課程研究指導終了による退学。博士(学術)(早稲田大学)。現在、早稲田大学グローバルエデュケーションセンター教授
曽布川拓也[ソブカワタクヤ]
1992年慶應義塾大学大学院理工学研究科数理科学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(理学)(慶應義塾大学)。現在、早稲田大学グローバルエデュケーションセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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