出版社内容情報
数学Ⅲ未履修の学生(薬学部・看護学部・農学部など)が専門分野を学ぶ上で必要な微分積分から数学・統計学の入り口までの基礎知識を習得することを目的とする。章・節・項を「今何をしているのか」がより分かりやすくなるよう多少大げさにも見えるが丁寧な書き方に工夫し、数学に苦手意識を持つ学生への配慮をしている。微分の導入から始めて、公式・定理の導出・証明を行い、確率・統計の2項分布までを解説している。
目次
微分法とは何をすることか
微分の計算練習をする
凹凸も込めて関数のグラフを描く
瞬間の変化率を計算する
自然対数の底eを底とする指数関数と対数関数の微分公式を導く
指数関数に関係した関数のグラフを描く
微分方程式:y′(x)=ky(x)を扱う
三角関数を微分する
微分の逆の操作である不定積分を計算する
定積分を不定積分の公式を用いて計算する
無限和の計算に定積分を利用する
定積分の計算技術を学ぶ
変数分離型微分方程式dy/dx=f(x)g(y)を解く
データの平均・分散・回帰直線を計算する
確率分布の確率・平均・分散を計算する
演習問題略解
著者等紹介
小林俊公[コバヤシトシマサ]
1999年大阪大学大学院理学研究科数学専攻博士後期課程修了。専門分野:微分幾何学。現在、摂南大学理工学部准教授、博士(理学)
島田伸一[シマダシンイチ]
1983年京都大学理学部卒業。京都大学大学院理学研究科博士後期課程中退。専門分野:数学的散乱理論。現在、摂南大学理工学部教授、博士(理学)
友枝恭子[トモエダキョウコ]
2010年奈良女子大学大学院人間文化研究科複合現象科学専攻博士後期課程修了。専門分野:応用数学、関数方程式。現在、摂南大学理工学部准教授、博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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