統計学One Point<br> 計算代数統計―グレブナー基底と実験計画法

個数:
電子版価格
¥2,420
  • 電書あり

統計学One Point
計算代数統計―グレブナー基底と実験計画法

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月24日 17時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 167p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784320112605
  • NDC分類 417
  • Cコード C3341

出版社内容情報

 本書は,計算代数統計を初めて学ぶ読者のための入門書である。
 計算代数統計とは,代数学の理論を利用して統計学の諸問題に取り組む,比較的新しい研究分野をいう。統計学の諸概念を代数的にとらえ,必要なら再定義して,代数幾何,可換代数,組み合わせ幾何などの理論を駆使して研究するという,分野横断的な側面をもつ。グレブナー基底は,これらの理論を繋ぐキーワードのひとつである。計算代数統計は,90年代の初めに発表された2つの論文を契機に誕生し,以後20年間で,代数学,統計学の両分野の研究者の精力的な研究により,急速に進展した。その背景には,グレブナー基底の理論と計算代数ソフトウェアの発展がある。現在では,簡単な問題であれば,手元の計算機で手軽に計算を実行して出力を確認することができ,このことは,計算代数統計を学ぶ最大の魅力である。
 線型代数の基礎知識を学んでいる読者を想定し,身近な例を題材にグレブナー基底の導入を行った後,計算代数統計の発端となった研究のひとつである,実験計画法への応用を説明する。豊富な例題を通して,計画,交絡,識別性などの統計学の概念を,代数幾何的に扱う方法を理解するのが本書の目標である。また,実際に計算する楽しさを体験するために,手軽に実行できるフリーソフトウェア Macaulay2による計算コードを掲載している。

第1章 グレブナー基底入門
1.1 連立方程式
1.2 多項式環のイデアル
1.3 単項式イデアルとDicksonの補題
1.4 単項式順序と多変数の多項式の割り算
1.5 グレブナー基底とイデアル所属問題
1.6 Buchberger判定法とBuchbergerアルゴリズム
1.7 Macaulay2によるグレブナー基底の計算
1.8 消去定理と連立方程式の解法

第2章 グレブナー基底と実験計画法
2.1 有限個の点集合上の多項式と実験計画法
2.2 計画と計画イデアル
2.3 計画イデアルの計算
2.4 計画上の多項式関数と剰余環
2.5 標準単項式とMacaulayの定理
2.6 計画上の補間多項式
2.7 多項式モデルの識別可能性
2.8 関連する話題

あとがき
参考文献
索  引

青木 敏[アオキ サトシ]
著・文・その他

目次

第1章 グレブナー基底入門(連立方程式;多項式環のイデアル;単項式イデアルとDicksonの補題;単項式順序と多変数の多項式の割り算;グレブナー基底とイデアル所属問題;Buchberger判定法とBuchbergerアルゴリズム)
第2章 グレブナー基底と実験計画法(有限個の点集合上の多項式と実験計画法;計画と計画イデアル;計画イデアルの計算;計画上の多項式関数と剰余環;標準単項式とMacaulayの定理;計画上の補完多項式;多項式モデルの識別可能性;関連する話題)

著者等紹介

青木敏[アオキサトシ]
2000年東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻博士後期課程退学。現在、神戸大学大学院理学研究科数学専攻教授、博士(情報理工学)。専門は計算代数統計、数理統計(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mft

5
前半がグレブナー基底の紹介、後半がその実験計画法への応用という内容。計算例も多く、さくさく読める。グレブナー基底の説明を読むと単項式の順序の説明を自由可換モノイドの話として取り出した方が収まりがいい気がしてくる(そんな構成の本を見たことはないが)2020/02/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13072026
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。