脳のなかに数学を見る

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  • サイズ A5判/ページ数 156p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784320110502
  • NDC分類 410
  • Cコード C3341

出版社内容情報

 本書はよく見られる脳の数理モデルに関するものではなく,脳の中に数学そのものを見出すという視点で書かれている。
 文体もできるだけ平易に,また随所に脳のダイナミクスの意味を解明するために必要な数学が何であるかを明記している。
 また,研究者に関するエピソード,個人的経験,裏話なども適宜盛り込むことで,「楽しんで」読めるように工夫した。数学と諸科学の連携の書という位置づけである。

第1章 複雑系と脳科学の交差:数学の役割
1.1 本書の概要とねらい
1.2 コミュニケーションにみる心脳問題
1.3 ダイナミックに変化する複雑系としての脳
1.4 複雑系研究の流れと数学
1.5 二つの複雑システム
1.6 複雑現象の数理的方法

第2章 力学系ミニマル

第3章 天気予報のカオス ―ロレンツカオスをめぐって―
3.1 ロレンツカオス
3.2 ロレンツアトラクターの次元(I)

第4章 非整数次元
4.1 次元の測り方:ハウスドルフ次元の考え方
4.2 カントル集合とその次元
4.3 ロレンツアトラクターの次元(II)
4.4 カントル集合のダイナミクスによる作り方 ―スメイルの馬蹄形写像―
4.5 カオスの概念
4.6 カオスの中の数
4.7 ロレンツカオス発見の本質と複雑系の見方
4.8 擬軌道追跡性

第5章 脳活動のダイナミクスとカオス
5.1 脳におけるカオス理論の意義
5.2 過程から作られる状態

第6章 アトラクター崩壊によるカオス遍歴とその脳機能への役割
6.1 遍歴
6.2 記憶はミルナーアトラクターか?
6.3 神経方程式のなかのカオス遍歴
6.4 においのカオス遍歴

第7章 ヒトが論理間違いをする理由 ―カオス力学系の観点から―
7.1 短期記憶とカオス
7.2 思考・記憶・時間
7.3 ヒトの思考の特徴 ―数学はちゃんと学ばなければならない―

第8章 認知の限界
8.1 観測概念の一つの定式化:斜積変換
8.2 構造安定性と記述不安定性
8.3 記述安定性
8.4 同定と自己言及

関連図書 / 索引

北海道大学数学連携研究センター[ホッカイドウダイガクスウガクレンケイケンキュウセンター]

津田 一郎[ツダ イチロウ]

目次

第1章 複雑系と脳科学の交差:数学の役割
第2章 力学系ミニマル
第3章 天気予報のカオス―ロレンツカオスをめぐって
第4章 非整数次元
第5章 脳活動のダイナミクスとカオス
第6章 アトラクター崩壊によるカオス遍歴とその脳機能への役割
第7章 ヒトが論理間違いをする理由―カオス力学系の観点から
第8章 認知の限界

著者等紹介

津田一郎[ツダイチロウ]
1982年京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻博士課程修了。現在、北海道大学大学院理学研究院数学部門教授、博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruki

4
複雑系としての脳の理解に向け、脳の機能に対応した状態の変遷や生成をアトラクター間の遷移と読み、カオス遍歴として定式的な理解を試みる。例として、海馬の脳波変化の説明モデル=カオス遍歴と記憶との相関や、嗅覚がにおいを認識し、におい記憶とのマッチングを探る際の電位変化がカオス遍歴モデルで理解できることを取り上げる。また短期記憶や論理的整合性が時間枠の概念に関わる点について、ステップ推論として差分方程式による論理値命題の拡張的理解を試みる。概要説明のみで深く理解は難しいが核心に迫りたい気持ちが乗った表現が光る。2023/11/02

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