目次
第1部 グラフのホモロジー群(集合・命題・写像;Z自由加群;グラフとチェイン;複体のホモロジー群 ほか)
第2部 曲面のホモロジー群と閉曲面の分類(2次元単体複体;曲面のホモロジー群;2次元単体複体の同相;曲面の向きと向き付け可能性 ほか)
著者等紹介
阿原一志[アハラカズシ]
1992年東京大学大学院理学研究科博士課程数学専攻修了。現在、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科准教授。理学博士。専攻、数学(位相幾何学、数学教育)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やす
9
トポロジーを数学科の学生以外に理解させるための教科書という不思議な本。確かに予備知識はいらないけど群や商群といったホモロジーを理解するには必須の構造もわかりやすく説明してくれる。記述の途中でこれまでのあらすじを挿入して今何を説明しようとしているのかを明確にしたり、わからなくてもよいから次に進んでみようなどと数学書ではありえない励ましなどがちりばめられている。著者はトポロジーをやったことが学生のその後の人生に有益になると信じているのではないかと思う。変なところでエモい教科書だった。考えすぎかもだけど。2024/01/03
葉
2
トポロジーは奥が深いので習うより慣れた方がいいのかなと思い、計算問題が多いこの本をチョイスしたが、輪体と連結の一部までと曲面しか意味がわからなかった。辺の反転とホモロジー長完全系列はもう少し易しい本を読んでから取り組むことにする。2014/07/17