越境する認知科学<br> なぜ壁のシミが顔に見えるのか―パレイドリアとアニマシーの認知心理学

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越境する認知科学
なぜ壁のシミが顔に見えるのか―パレイドリアとアニマシーの認知心理学

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784320094703
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C3311

出版社内容情報

壁のシミがお化けに見えて眠れない……
風に舞う落ち葉が心や意志をもつ蝶のように見えてくる……

このような現象に、皆さんもきっと心当たりがあるに違いない。

私たちの周りに偏在しているこれらの一風変わった現象には、「パレイドリア」、「アニマシー知覚」という名前がある。
一見するとただの見間違いのように思えるかもしれないが、それだけで片付けてしまうのはもったいないほどの奥深さと面白さを秘めている現象である。

本書は、そのような「パレイドリア」と「アニマシー知覚」というたった2つの現象、認知心理学の中でも比較的ニッチな現象について、徹底的に解説することを目指した迫真の一冊である。

私たち人間は「知覚すること」のエキスパートであり、日常生活のなかで「知覚」について真剣に考えることは少ないだろう。
しかし、これらの奇妙な知覚現象を紐解くためには、知覚の基本を抑えておく必要がある。

そこで、本書ではまず、知覚の構造を読み解く作業から開始する。そしてその知覚の構造を参照しながら「パレイドリア」や「アニマシー知覚」に関するさまざまな現象や研究について議論を進めていく。さらには世の中にはびこる「パレイドリア」や「アニマシー知覚」に関連する実例を挙げながら、これらの奇妙な現象のポテンシャルも論じる。

人間の知覚とはどのようなものなのか。
なぜ壁のシミが顔に見えるのか。

本書を読み終えたとき、読者はきっと、人間の知覚の不思議さと面白さの虜になっているはずである――。

【読者対象】
・「知覚」「認識」「錯視」「錯覚」に興味のある高校生
・心理学(人間科学)に興味のある大学生
・知覚心理学や認知心理学を専門とする大学院生
・人間の認識の不思議さに興味のある一般人

内容説明

顔文字の起源からお化けの謎まで、認識の不思議な世界をめぐる。(おそらく)世界初!!「パレイドリア」の学術的解説書、誕生。

目次

第1章 「見る」とはどういうことだろうか?
第2章 パレイドリアの認知心理学
第3章 パレイドリアを巡る冒険
第4章 アニマシーの認知心理学
第5章 日常に潜むアニマシー知覚
第6章 なぜ壁のシミが顔に見えるのか

著者等紹介

高橋康介[タカハシコウスケ]
2007年京都大学大学院情報学研究科博士課程修了。現在、立命館大学総合心理学部教授、博士(情報学)。専門分野、知覚心理学・フィールド認知心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

63
興味深い。 心霊写真とか占いとか幽霊とか大抵これで説明できそうな。 人面魚、絵文字^ー^もパレイドリア。犬型ロボットBigDogが実験でけられて非難が起こったのは、アニマシーか。2024/01/10

キク

60
「私達の知覚や認知は過剰に意味を見出したがる」ために、壁のシミが顔に見える。長い歴史のなかで、「そこに不審者がいるかもしれない」と感じることは、生存確率を高めてきた。そもそも、3次元の情報を網膜という2次元のスクリーンで把握することはできず、様々な修正をおこなって、僕たちは世界を認識しているらしい。確かに僕たちは過剰に意味を見出したがる。それが物語になった。人間以外に、物語や神や国家を必要とする生物はいない。実態がないそれらを共同幻想として信じることで、人間は食物連鎖の頂点に君臨した。少しコワい話しだな。2023/10/17

ひゃく

0
タイトルにひかれて読む。現象自体は知っていたけど、その理由や原因について考えることはなかったので面白かった。2024/02/04

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