出版社内容情報
【解説】
認知科学における世界の第一人者が大学生の入門の教科書として執筆した本。認知科学の従来の教科書は心理学,人工知能などの分野別,問題解決,記憶などの心の機能別のものが多いが,本書は,論理,ルール,概念など心の表現を理論別に記述した新しいものである。
【目次】
内容説明
まとまった入門書を提供することが本書の目的なので、本書を個々の木ではなく全体としての林の方にハイライトを当てて比較的短く焦点を絞って説明するようにした。認知科学を、関連するすべての分野の和集合ではなく、積集合と見なし、人工知能、認知心理学、心の哲学などの入門でふつうに教えられている多くの話題を省略している。各章は要約を含めた「まとめ」と、さらに詳しく勉強するための「論点」、「参考図書」で終わっている。各章の「注」は個別の興味対象の情報を提供している。
目次
第1部 認知科学への道(表象と計算;論理;ルール;概念;類推 ほか)
第2部 認知科学への挑戦(感情と意識;物理的‐社会的環境;ダイナミックシステムと数学的知識;認知科学の未来)