出版社内容情報
景観の基礎事項の解説はもちろん,土木デザインにかかわる多様な主体・アプローチを実際に九州にある土地にあてはめ体系的にまとめた教科書。九州には多様な風景や地形が多く存在する。阿蘇,高千穂や桜島などに代表される山並み地形,門司港,長崎や福岡に代表される港湾都市,さらには佐賀の低地帯,美しい海岸線を有する宮崎,鹿児島などである。これら特徴的な土地土地を地形の歴史,履歴や土地ごとの風景の読み方,名所の評価などをきめ細かく行った。基礎編,実践編の2部構成からなり,本書を読み進めば必ず土木デザインの肝を掴み取ることができる。
●目次
1部 風景の捉え方
1.人と活動
2.人と空間
3.風景の読み解き方
2部 風景の活かし方,つくり方
1.シャレットという取組み
2.デザインプロセスの解題
3.事例
目次
第1部 風景のとらえ方(人と活動;人と空間;風景の読み解き)
第2部 風景のつくり方(演習のポイント;プロセス解題;事例編)
著者等紹介
小林一郎[コバヤシイチロウ]
熊本大学大学院自然科学研究科教授、工学博士。風景デザイン研究会会長。1976年熊本大学大学院工学研究科土木工学専攻修士課程修了。1989年工学博士(京都大学)。1992年国立リヨン中央工科大学(フランス)固体力学教室訪問研究員(94年3月まで)。1997年(社)土木学会論文賞受賞。2007年国立ナント大学(フランス)技術史研究所招待教授(4月‐5月)。1997年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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