出版社内容情報
【解説】
いま,私たちは推定4000にものぼる遺伝病の餌食になっていることがわかった。遺伝子の異常であるから根治できないものと思われていた現状を,遺伝子治療が変える。
【目次】
内容説明
遺伝子治療は夢の医療であり、人類に計り知れない恩恵をもたらす可能性を秘めている。しかしその恩恵を受けるには、避けて通れない大問題がある。あなたの遺伝情報を管理するのは誰か。あなた自身か、医師か、保険会社か、それとも国か。21世紀に生きるみなさんは、それを自分達で決めなくてはならない。その日のために、誰もが遺伝子について最低限の知識を持つことを要求される日が、ついそこまで来ている。
目次
1 黎明期―遺伝子の発見
2 嚢胞性繊維症
3 DNAと遺伝子の言語
4 重症複合免疫不全症(SCID)
5 ヒト遺伝子の単離、クローン化、そして細胞への導入
6 旅の始まり―ADA‐SCIDの臨床試験
7 嚢胞性繊維症の臨床試験
8 単一遺伝子病の遺伝子治療
9 がんの遺伝子治療
10 分子医学とエイズ
11 裸のDNA―未来のワクチン
12 ヒトゲノム計画
13 分子医学の倫理