出版社内容情報
【解説】
薬用人参の薬効薬理と臨床応用まで,2000年の神秘のベールに覆われたその本質に科学的に迫る。'85年版以後の臨床医学的研究とその成果を紹介。
【目次】
人参サポニンの摂食調節作用・紅参の向精神作用・薬用人参の代謝,肝疾患治療への応用・薬用人参の癌に対する有効性他
内容説明
人参は長い歴史を持つ薬である。この薬用人参に近年の進歩した科学の光を当てると、どのような事実が解明されるか。その解答となる本書は、人参に関する「温故知新」の最新の解説書である。
目次
序説 薬用人参の研究の進歩と展望
人参サポニンの摂食調節作用
摂食行動からみた紅参の抗ストレス作用
紅参の向精神作用
薬用人参(紅参)の中枢作用に関する電気生理学的研究
紅参の交感神経機能に対する作用
人参サポニンRb2のストレプトゾトシン誘発糖尿病ラットに対する蛋白質合成促進作用ならびにN‐バランスの改善作用
薬用人参の代謝・肝疾患治療への応用
糖尿病患者に対する有用性
高麗人参の抗血小板作用の解析―人参サポニン抗トロンボキサンA2作用について
人参による血管壁平滑筋細胞の増殖制御〔ほか〕