シロアリ - 生態・社会性・進化

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シロアリ - 生態・社会性・進化

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  • サイズ B5判/ページ数 456p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784320058514
  • NDC分類 486.32
  • Cコード C3045

出版社内容情報

社会性昆虫であるシロアリの生態・社会性・進化に関する知見をわかりやすく解説

シロアリは、日本では害虫として知られているが、世界に約3000 種が知られる多様な昆虫群の総称であり、その形態・生態・社会構造には著しい変異と多様性が存在する。シロアリは古くから人々の注意をひき、生態学的研究が盛んに行われてきた。
20世紀末以降に分子生物学や発生生物学の手法が取り入れられたことで、シロアリ研究は飛躍的に進展した。社会生物学の理論的な枠組みのもと、コロニー生活における発育可塑性、カースト分化の機構、そして微生物との高度な共生関係が注目されている。特に腸内共生微生物は、木質分解能力のみならず社会進化とも深く関わる鍵的要素である。これらの理解には、ゲノム、遺伝子発現、エピジェネティクスなどに関する分子生物学的な解析が不可欠である。また、シロアリはゴキブリの一群であることが明確になったが、その進化過程も、ゲノム情報に基づいた分子系統解析によって具体的な像を結びつつある。
現在では、シロアリは生態進化発生学(eco-evo-devo)における重要な研究材料の一つとなっている。社会性昆虫であるシロアリの分布、生態、行動、発生、生理、分子系統など、シロアリに関するすべての知見を網羅した1冊である。


【目次】

第Ⅰ部 生物学的な特徴,地球環境での地位
 第1章 シロアリの特徴
 第2章 地理的分布,生態学的地位,人為による世界拡散
第Ⅱ部 シロアリ社会の成り立ち
 第3章 生殖活動,コロニーの創設過程
 第4章 多様なコロニー繁殖システム
 第5章 個体の発育,不妊カースト分化のしくみ
第Ⅲ部 外的環境との関わり
 第6章 採餌活動とコミュニケーション
 第7章 栄養摂取と微生物との共生系
 第8章 巣造り行動(生活圏の確立)
 第9章 防衛活動(対捕食活動)と巣仲間の認知
 第10章 他生物との関係(病気・寄生・片利共生)
第Ⅳ部 系統進化
 第11章 化石から見た地質時代のシロアリ類と古環境
 第12章 系統学的位置とゴキブリ類との関係
 第13章 共生微生物の進化的変遷と系統分岐
第Ⅴ部 真社会性の進化とその要因
 第14章  真社会性の起源,社会進化の要因,ソシオゲノミクス
 第15章 他の真社会性動物とシロアリ類の比較

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