木本(もくほん)植物の被食防衛―変動環境下でゆらぐ植食者との関係

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木本(もくほん)植物の被食防衛―変動環境下でゆらぐ植食者との関係

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320058408
  • NDC分類 654.86
  • Cコード C3045

出版社内容情報

昆虫類の食害活動を森林植物が巧妙に防ごうとする姿についてまとめ、植物生態学の視点から環境保全への手がかりを提供する書籍。

近年の温暖化を含む環境激変下での森林植物と昆虫類の相互作用に関して、特に植物の防衛に焦点をあて、昆虫類や昆虫の食害活動を植物が巧妙に防ごうとする姿(被食防衛)を解説する。本書を通して、樹林地保全を目指した生物多様性保全に関する基礎情報を提供する。具体的には、変動環境下での植物-昆虫間の関係性、ナラ枯れやマツ材線虫病への話題、植物の環境要因(高CO2、窒素沈着、対流圏オゾンなど)への応答、そして対策としての環境教育と森造りについて、樹木生理解剖学から群集生態学レベルの視点までのトピック(コラムも含め)を集結させた。
前線で調査を行っている約50名の研究者による解説書であるため、実験の詳細や、現象としてそれぞれがどのようなものなのかなど具体例が記述されていることが特徴である。虫害をはじめ緑地の保全・保護に資する資料も提供しており、本書が植物生態学・保全生態学、森林保護学を学ぶ学生から現場の実務者まで、今後の変動環境への戦略に向けた必携書となることを期待する。

目次

第1章 変動環境と木本植物の応答
第2章 主要病虫害
第3章 環境変化と応答
第4章 傷害や虫害に対する樹木の応答
第5章 群集―様々な生物の関わり
第6章 現場へのアプローチ―森林・樹木の管理、環境教育、里山保全

著者等紹介

小池孝良[コイケタカヨシ]
1981年名古屋大学大学院農学研究科博士課程中退。現在、北海道大学名誉教授、北海道大学農学研究院研究員、島根大学生物資源学部非常勤講師、農学博士。専門:森林生理生態学

塩尻かおり[シオジリカオリ]
2001年京都大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、龍谷大学農学部教授、博士(農学)。専門:化学生態学、昆虫‐植物相互作用

中村誠宏[ナカムラマサヒロ]
2004年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター教授、博士(理学)。専門:群集生態学

鎌田直人[カマタナオト]
1985年東京大学大学院農学系研究科修士課程中退。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科/附属演習林教授、博士(農学)。専門:森林動物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。