出版社内容情報
「民俗知」などと呼ばれる,森とともに生きる人々の森林に関する知識に着目し,国内外での事例に基づいて人と森林との関わりを描く。
目次
森とともに生きる人々の文化と民俗知
第1部 民俗知を知る―熱帯と冷帯に暮らす森の民の事例から(民俗知と科学知:カメルーンの狩猟採集民バカの民俗知はどのように語られてきたか;森林環境問題と住民の森林観:なぜプナンは森林を守るのか;熱帯林ガバナンスの「進展」と民俗知;近代化と知識変容:カナダ先住民の「知識」をめぐる議論と実践)
第2部 民俗知をつなぐ―国内山村の事例から(和紙原料栽培の民俗知から見る新たな森林像;山を知る:森とともに生きるマタギたちの民俗知;ありふれた資源をめぐる民俗知:山菜・キノコをめぐる民俗知とその現代的意義;保護地域を活用した地域振興や山村文化保全の可能性)
第3部 民俗知のゆくえ―まとめにかえて(民俗知のゆくえと現代社会)
著者等紹介
蛯原一平[エビハライッペイ]
2008年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科単位取得退学。現在、小国町教育振興課ぶな文化研究調査官(嘱託職員)、博士(地域研究)。専門:地域研究、生態人類学
齋藤暖生[サイトウハルオ]
2006年京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所助教、博士(農学)。専門:森林政策学、植物・菌類民俗、コモンズ論
生方史数[ウブカタフミカズ]
2002年京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。現在、岡山大学大学院環境生命科学研究科教授、博士(農学)。専門:東南アジア地域研究、国際開発学、環境の政治経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アナクマ
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- 和書
- 苦しみの福音