目次
第1部 生命のはじまり(生命科学序説;生命の星、地球の誕生;生命の誕生 ほか)
第2部 生命の基本設計(遺伝子―生命の再生産と細胞の構築;エネルギーの獲得と恒常性;環境からの情報の獲得と応答 ほか)
第3部 地球環境と生命の将来(ヒトの文明の発達と地球環境;地球環境の回復と生命の維持に向けて)
著者等紹介
津田基之[ツダモトユキ]
1970年早稲田大学大学院理工学研究科応用物理専攻博士課程修了。北海道大学理学部、札幌医科大学医学部、兵庫県立大学大学院生命理学研究科教授などを経て、2007年より兵庫県立大学名誉教授。その間2004年より関西学院大学理工学部非常勤講師、2007年~2012年徳島文理大学客員教授。理学博士。専攻、光生物学、神経科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bapaksejahtera
12
大学の理科系教養課程の一年生の教科書。今は生物系だの環境何とか学部が多いからこの種の本は売れるだろう。凡そ生物学に絡む広範な学術分野、宇宙の始まりから有機物と生物の発生、細胞の構成、生体内のエネルギー機作、発生学や脳神経細胞の発達と機作、果ては地球環境や文明論にまで及ぶ。今の学生は大変である。特色はこれらを一人の先生が記述する。生物学などという学問は精々地球の中の議論に過ぎないと揶揄する物理学の大先生の議論を聴いた事がある。これに対抗するのでもなかろうが地球環境の回復は生物学からの接近では無理な気がする。2022/02/14