出版社内容情報
【解説】
イオンポンプや糖,アミノ酸,ATP,薬剤などの有機分子のトランスポーターに関して,わかりやすく紹介している。
【目次】
イオンポンプとトランスポーター・イオンポンプ・トランスポーター他
内容説明
本書では生体膜という舞台に登場するドラマの役者たち、イオンポンプとトランスポーターたちの個性あふれる素顔を紹介し、自然という不可思議な演出家が振り付けるわくわくするようなドラマの展開を伝えていく。
目次
序章 イオンポンプとトランスポーター
第1章 イオンポンプ(ATP合成酵素―回転するポンプによるエネルギー変換機構;P型ATPaseによる細胞生理の制御;複合体1と複合体3の構造と作動機構;オキシダーゼ―酸素呼吸を支える分子装置の分子進化と作動機構;バクテリオロドプシン―光エネルギーを利用するプロトンポンプ)
第2章 トランスポーター(大腸菌ラクトーストランスポーター―溶質輸送の分子基盤を探る;グルコーストランスポーター―トランスポーター研究の一断面;アミノ酸トランスポーター―基質認識の多様性を生みだす分子基盤;ミトコンドリアADP/ATPトランスポーター―ATP合成に不可欠なヌクレオチドの輸送機構;異物排出トランスポーターによる環境適応戦略の分子機構;Na+駆動性交換輸送体―細胞内イオン環境を制御する巧みな分子装置)
著者等紹介
茂木立志[モギタツシ]
1984年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、マサチューセッツ工科大学博士研究員をへて、1988年より現職。現在、東京大学大学院理学系研究科助手・理学博士。専攻:分子生理学・分子生体エネルギー論。主要著書に『生体膜工学』(二井将光編、丸善、1991)
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