出版社内容情報
【解説】
生物科学・生命科学の分野では,主にX線領域が利用されているが,タンパク質の構造解析からがんの診断まで大きく広がっている。
【目次】
放射光とは・放射光による新しい構造生物学の進展他
内容説明
放射光がなぜ有用か。それはなによりも輝度の高い光を提供してくれるという点にあります。また円軌道(蓄積リングとよんでいますが)の中に置く磁石をいろいろなかたちに作ることによって思うがままの光を作ることができるという特徴があります。この巻では生物科学・生命科学の分野での応用、タンパク質の構造解析からがんの診断まで大きく広がっている研究課題を紹介します。
目次
序章 放射光とは
第1章 放射光による新しい構造生物学の展開(生体超分子システムに迫る;放射光の特徴を生かした多波長異常分散法;タンパク質の動きを見る ほか)
第2章 放射光による生体イメージング(X線顕微鏡でどこまで見えるか;X線位相コントラスト法による生体組織のイメージング;単色X線CT)
第3章 医学診断と治療に活躍する放射光(マイクロビームによる生体組織診断;放射光による心臓血管造影;がんの診断と治療に役立つ放射光)
感想・レビュー
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