出版社内容情報
【解説】
今後の生命科学の最も中心的課題となる脳の老化の問題を幅広く取り上げ,最新の研究や様々な疑問に対しての現時点での得られる解答を示した。
【目次】
老いるということ・老化した脳をみる・トロフィック因子と脳の老化他
内容説明
この本は、まだ40代前後の若手研究者が、今後の脳の科学の中心的課題となる脳の老化の問題へどのようにアプローチすべきかを討論しつつ、現状をまとめたものである。3人の研究分野は、分子・細胞・個体のレベルに相当し、また手段としても、神経化学・神経解剖学・生理心理学とも対応することから、総合学問としての脳の老化へのアプローチを異なった角度からながめなおしてみようとしたものである。
目次
第1章 老いるということ
第2章 老化した脳をみる
第3章 脳におけるニューロンの発生と分化
第4章 脳神経系をつくっている分子と老化による変化
第5章 トロフィック因子と脳の老化
第6章 老化の動物モデルと今後の老化研究