内容説明
本書では、空を飛ぶ生物にしろ、海を泳ぐ生物にしろ、彼らのバラエティに富んだ形態と多様な運動様式とが、彼らの棲んでいる環境と、そこでの生態とにいかに深く関わり合っているかを明かにしてゆきたい。そしてさらに、その形態と運動が、多くの生物において、常に最適な状態(たとえばできるだけ小さいエネルギー消費で最大の飛行距離を移動するといった状態)で行なわれていることを示したい。
目次
第1章 流体の性質
第2章 微小生物の泳ぎ
第3章 微小生物の飛行
第4章 蛇行運動
第5章 パドリング
第6章 ジェット推進
第7章 細い魚の泳ぎ
第8章 翼の振舞い
第9章 滑空飛行
第10章 鳥の羽ばたき飛行
第11章 昆虫の羽ばたき飛行
第12章 扇ぎによる泳ぎ
第13章 その他の動き