化学の要点シリーズ<br> エネルギー変換型光触媒

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化学の要点シリーズ
エネルギー変換型光触媒

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  • サイズ B6判/ページ数 136p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784320044623
  • NDC分類 572.8
  • Cコード C3343

出版社内容情報

 近年,エネルギー問題,環境問題への懸念から,再生可能エネルギー,なかでも資源量の大きい太陽エネルギーの利用への関心が高まっている。本書で取り上げる「エネルギー変換型光触媒」とは,光のエネルギーを化学エネルギーに変換するための光触媒であり,人工光合成(Artificial photosynthesis)型光触媒とも呼ばれる。太陽エネルギーを化学エネルギーに直接変換して利用することは,これまで植物による光合成でしか成し得なかったものであるが,人工的な化学プロセスで効率よく行うことができれば,将来の人類が必要とするエネルギーを支える大きな可能性をもつ。
 固体光触媒は半導体材料からなり,その科学技術は触媒化学のみならず,固体物理,半導体物性,電気化学など広い学術分野にまたがる。本書ではエネルギー変換型の固体光触媒について,難解な式や理論には極力踏み込まずに,その歴史や基本的概念から先端の研究開発事例までをまとめている。
 第1章では光触媒の概要,第2章では物理化学的な原理,第3章では半導体光触媒の特性の評価指針,第4章では実際に用いられる酸化物,窒化物,硫化物などの具体的な半導体材料群や光触媒反応で重要な役割を果たす助触媒の代表例を取り上げる。最後に第5章では光触媒反応を電気化学的,速度論的観点から具体例を解説する。

目次

第1章 光触媒概論(はじめに;光触媒の歴史 ほか)
第2章 エネルギー変換型光触媒の原理(半導体のバンド構造;フェルミ準位・不純物半導体 ほか)
第3章 半導体光触媒の特性(光子のエネルギー;量子収率 ほか)
第4章 光触媒・光電極材料の設計と実例(水分解用光触媒に求められる熱力学的条件;可視光応答性光触媒材料 ほか)
第5章 水の分解反応の反応機構と速度論的検討(光触媒反応の時間スケール;電気化学的立場から見た光触媒反応 ほか)

著者等紹介

久富隆史[ヒサトミタカシ]
2010年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻助教、博士(工学)。専門、物理化学

久保田純[クボタジュン]
1995年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。現在、福岡大学工学部化学システム工学科教授、博士(理学)。専門、触媒化学

堂免一成[ドウメンカズナリ]
1982年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授、理学博士。専門、触媒化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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