出版社内容情報
【解説】
自然科学,哲学,工学,人文社会科学など多方面の知を根底から覆すカオス科学。その先駆者たちが一堂に会して自分史を語る。秘話に満ちたカオス科学史の決定版として,第一級の歴史的価値をもつ書。
【目次】
リオの浜辺で馬蹄写像を発見して(スティーブ・スメール)・力学系に取り組み始めたいきさつ(スティーブ・スメール)・ストレンジ・アトラクタとカオスの起源(ヨシスケ・ウエダ)4 カオスとの遭遇記(ヨシスケ・ウエダ)・カオス革命についての私見(ラルフ・エイブラハム)・バタフライ効果(エドワード・ローレンツ)・グモフスキーとトゥールーズ研究グループのカオス力学前史(クリスチャン・ミラ) 他
内容説明
カオス科学分野の第一級の開拓者が執筆した複雑系科学の草創期に関する貴重な記録。
目次
第1章 リオの浜辺で馬蹄写像を発見して
第2章 力学系に取り組み始めたいきさつ(1959‐62)
第3章 ストレンジ・アトラクタとカオスの起源
第4章 カオスとの遭遇記
第5章 カオス革命についての私見
第6章 バタフライ効果
第7章 グモフスキーとトゥールーズ研究グループのカオス力学前史
第8章 D・リュエルとF・ターケンスの乱流の論文
第9章 カオスを生む2次写像
第10章 区間上のカオスを探検する
第11章 カオスとハイパーカオスの二重像
著者等紹介
稲垣耕作[イナガキコウサク]
1977年京都大学大学院工学研究科博士課程電気工学第二専攻修了。専門分野は基礎情報学(複雑系)、情報文明学。現在、京都大学大学院情報学研究科助教授・工学博士
赤松則男[アカマツノリオ]
1971年京都大学大学院工学研究科博士課程電気工学専攻修了。専門分野は知能情報工学(ニューラル・ネットワークの応用)。現在、徳島大学工学部知能情報工学科教授・工学博士
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