出版社内容情報
【解説】
プログラム意味論を展開する際に基礎となる数学的な枠組みを,表示的意味論を中心に詳しく厳密に解説した「プログラム意味論の本質」がわかる本。
【目次】
表示的意味論の考え方・領域理論の基礎・関数型言語の意味論他
目次
第1章 表示的意味論の考え方
第2章 ラムダ計算の基礎
第3章 領域理論の基礎
第4章 関数型言語の意味論
第5章 カテゴリ理論の基礎
第6章 領域方程式
第7章 ラムダ計算の意味論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tyfk
2
「2.8 型付きラムダ計算」を見たら、ここでターンスタイルが出てきてて、「型宣言列Γの下でλ式Mの型がσであることを、Γ⊢M:σと表し、型判定式、型付けと呼ぶ」とあった。「型判定式は型宣言列Γの下でMが正しく型付けされたλ式であることも意味している」2024/12/19
水紗枝荒葉
1
ラムダ計算の表示的意味論(領域理論)について理論的に美しい結果を紹介。最終的に圏論で逆極限を構成する。ただ後書きでも触れられているように、扱う対象を型無しに限定しており、また手続き型言語の諸々は含まない結果である。2025/04/21
ashiato45
0
気にはなっていたのだか積読で、一念発起して興味あるところだけ読むことにした。そういうわけで全体の話はしてません。 公理的意味論は(他の意味論のスタイルと明確な区別があるわけではないが)プログラムの構文に、その文が意味する数学的対象を直接割り付けるもの。プログラムが停止しないなどのエラーをうまく扱えるその数学的対象としては部分関数が便利で、その順序をうまく扱うため…(字数が溢れたのであとはブログでhttp://ashiato45.hatenablog.jp/entry/2018/08/25/175708)2018/08/25