目次
第1章 対称性と、代数方程式の解の公式
第2章 体
第3章 作図への応用
第4章 ガロア理論の基本定理
第5章 正17角形の作図
第6章 ガロアの定理
著者等紹介
木村俊一[キムラシュンイチ]
1963年生。東京大学理学部数学科卒、シカゴ大学Ph.D..MIT客員助教授、ユタ大学客員助教授、ヴァージニア大学客員助教授、マックスプランク研究所客員研究員を経て1996年から広島大学、現在広島大学大学院理学研究科教授。専門は代数幾何、特にモチーフ理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MrO
1
人によって色々な書き方があるもんだ。木村さんの本はいつも読みやすい。多少の誤植はあるけど、気にならない。2022/08/20
むらさき
1
最初は高校生でも背伸びすれば届くような内容でしたが、後半がなかなか歯ごたえある内容で、時間がかかりました。 それでも、ガロア理論についてざっと見渡すには、証明もそれほど厳しくなくて丁度よい気がしました。 もう少し、麓でトレーニングしてから代数という山に挑戦してみようと思います。2016/03/29
MrO
0
正直、自明じゃんと思えるほどに理解が進まない。まだまだ、ということですね〜。いっぱつ、アルティン大先生の本でも読んでみますか。2013/01/15
いわき
0
ガロア理論といえば5次方程式の解の公式が存在しないことの証明ですが、それだけでなく、倍積問題、角の3等分問題、正17角形の作図問題ど、超有名問題を軒並み取り上げていて、厳密に証明を追いながらでなくても楽しめた本でした。さすが木村俊一先生。2019/12/08
NulliusInVerba
0
最後の15pに時間の9割方を費やした。重要なところが演習問題にされていて、略解すらない。しかも誤植があるのでまずそれに気付かなければならない。それ以降にも多くのギャップがあるので、自分で考えるか、他書を参考にして埋める必要がある。そのためには、群論の知識が不可欠。一番重要なところなので、そこを詳しく書くべきと思ったが、自分で考えることができたので理解は非常に深まった。2018/10/23