目次
第1章 はじめに
第2章 基礎概念
第3章 極限定理
第4章 確率過程論概観
第5章 ブラウン運動とポアソン過程
第6章 ガウス系、ガウス過程
第7章 マルコフ過程、伊藤の確率微分方程式入門
第8章 定常過程
第9章 レヴィのブラウン運動
第10章 安定過程
第11章 ホワイトノイズ
附録 エルミート多項式Hn(x)
著者等紹介
飛田武幸[ヒダタケユキ]
1927年岡崎市に生まれる。1952年名古屋大学理学部卒業。愛知学芸大学助手、京都大学助教授を経て、名古屋大学教授(1964‐91)、名城大学教授(1991‐2000)。プリンストン大学客員教授(1967‐68)。現在、名古屋大学名誉教授、名城大学名誉教授、理学博士(京都大学、1961)。専攻は確率論、関数解析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
0
確率論のパイオニアにレヴィ、コルモゴロフ、フェラー、ウィーナーの文献を読むことを伊藤清先生は勧めている。確率解析は要復習である。1次元ガウス分布しか今まで取り扱っていなかったが、2次元ガウス分布についても勉強する必要性を感じた。キュミュラントやカルーネン・レーベの展開、レヴィの内挿法、ペッツ、マッキーン展開など初見のものが多かった。2015/01/19
水紗枝荒葉
0
確率解析・確率過程の形成期を生きた著者による概説書。著者はホワイトノイズ解析の第一人者であり、その視点が多く取り入れられている。厳密な証明を追うには向かないが、「お話」として十分読み応えがあるだろう。ただ文章が一部くどいのと、妙なタイポが多い点は注意。2025/03/08