内容説明
本書では暗号理論と数理的技法の融合による、暗号プロトコルの新しい検証手法について、基礎的な概念と主要な方法論をわかりやすくコンパクトに解説している。
目次
第1章 数理的技法による情報セキュリティの検証
第2章 spi計算による暗号プロトコルの記号的検証
第3章 ゲーム列による安全性証明の基礎
第4章 ゲーム列による安全性証明の形式化と自動化―確率Hoare論理と確率プロセス計算によるアプローチ
第5章 タスク構造確率I/Oオートマトンを用いた安全性証明
第6章 汎用的結合可能性による暗号システムの安全性証明
第7章 識別不可能性の記号的な解析とその健全性・完全性
第8章 マッピング補題―計算論的トレースから記号論的トレースへ
第9章 セキュリティプロトコルの論理的検証法
著者等紹介
萩谷昌己[ハギヤマサミ]
1957年生まれ。1980年東京大学理学部情報科学科卒。現在、東京大学大学院情報理工学研究科教授。理学博士。専門は、計算機科学
塚田恭章[ツカダヤスユキ]
1963年生まれ。1990年東京工業大学大学院理工学研究科情報科学専攻修士課程修了。現在、日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所主任研究員。博士(工学)。専門は、計算機科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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