内容説明
関孝和の第一の門弟であり、円周率や円弧の長さの計算など多大なる業績をあげた、江戸時代の数学者建部賢弘(1664~1739)。8代将軍吉宗にも仕えた賢弘の時代・人・数学を詳細に解説し、興味に応じた多角的な視点を提供。
目次
第1部 建部賢弘の時代と人(建部賢弘の生涯;建部賢弘の著作;中国数学の受容;和算の確立)
第2部 建部賢弘の数学(微積でない微積;42桁の円周率;弧の長さを求めて;無限級数の発見;幾何の代数化;魔方陣)
第3部 建部賢弘の数学思想とその後(数学とは何か、数学者とは誰か;建部賢弘その後)
著者等紹介
小川束[オガワツカネ]
1984年学習院大学自然科学研究科博士後期課程(数学)中途退学。現在、四日市大学環境情報学部教授。博士(学術)。専攻は数学史
佐藤健一[サトウケンイチ]
1962年東京理科大学理学部数学科卒業。現在、和算研究所理事長。専攻は和算、和算史
竹之内脩[タケノウチオサム]
1947年東京帝国大学理学部数学科卒業。現在、大阪大学名誉教授、大阪国際大学名誉教授。理学博士。専攻は関数解析学、数学教育、数学史
森本光生[モリモトミツオ]
1964年東京大学理学部数学科卒業。現在、上智大学名誉教授、元国際基督教大学教授。理学博士。専攻は解析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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