出版社内容情報
グレブナー基底は、多項式環とそのイデアルについて具体的な計算が可能な手続を用意する強力な手段である。代数幾何学を専門とする立場からグレブナー基底についての基本定理を挙げれば、ブッフベルガーの判定法、消去イデアルへの応用、シュライヤーの定理となるだろう。本書ではこの3つを取り上げて解説する。
目次
第1章 可換環
第2章 グレブナー基底
第3章 消去法とグレブナー基底
第4章 代数幾何学の基本概念
第5章 次元と根基
第6章 自由加群の部分加群のグレブナー基底
付録A 層の概説
著者等紹介
丸山正樹[マルヤママサキ]
1969年京都大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院理学研究科教授。理学博士
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