出版社内容情報
【解説】
代数的半群は抽象代数学の一分野として興味あるばかりでなく,オートマタ理論にも関連があり,解析,位相方面に深く関連づけられる魅力ある分野である。和書の先鞭をきった「現代の数学8巻」の復刊。
【目次】
亜群,半群の基本概念・関係について・数半群について他
内容説明
代数的半群は抽象代数学の一分野として興味あるばかりでなく、オートマタ理論にも関係があり、解析、位相方面に深く関連づけられる魅力ある分野である。和書の先鞭をきった半群書の復刊。
目次
集合、写像、等値関係、順序について
亜群、半群の基本概念
関係について
数半群について
基本的な半群
完全(0‐)単純半群
与えられた型への分解
最大半束分解
半群から群への準同形
直積、部分直積、極限
移動、拡大、合成
構造論、構成論の適用
可換アルキメデス的半群
著者等紹介
田村孝行[タムラタカユキ]
最終学歴、1944大阪帝国大学理学部数学科卒業。1958理学博士。1960招聘され渡米。以後、1984までカリフォルニア大学教授。この間1976オーストラリア・モナシュ大学客員教授。1984カリフォルニア大学名誉教授、今日に至る
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感想・レビュー
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kozima
1
今後役に立つことがあるかというと不明ですが,なんとなく楽しい(普通の代数の本)。圏論とかみたいな高級なあるいは深く険しい雰囲気ではなく,集合と二項演算だけの素朴な世界という感じで。2013/08/05
kinaba
0
なるほどこういう数学的対象にはこういう概念を考えるものなのだなあ、というもののオンパレード2013/10/19
ちろたん
0
計算機科学などにも応用が利く便利な半群論。グラフ理論などにも応用できるため色んな概念を構築してゆくための良い土壌になるだろう。ただし半環などには問題で出てくる程度であんまり触れられていない。2023/07/17