出版社内容情報
【解説】
逆問題は,理論的研究は古くからなされていたが,現実問題の解析は,計算量が膨大なため応用は限られていた。計算機の発展により,応用分野は拡大し,注目を浴びている。
【目次】
逆問題とは・チホノフ正則化法・差分作用素に対する逆問題他
内容説明
逆問題に共通した数学の構造は、それが本質的には、非線形で非適切な問題であるということであり、それに伴ういろいろな困難をどう克服するかが、逆問題の数学的研究の課題である。本書は、逆問題で開発された理論・技法のうちの代表的なものをいくつか解説していくものである。
目次
第1章 逆問題とは
第2章 チホノフ正則化法
第3章 差分作用素に対する逆問題
第4章 カルレマン型評価と逆問題の一意性
第5章 微分方程式に対する逆問題
第6章 条件適切性の基本理論
第7章 時間差分スキームの有限安定性理論
第8章 ボルテラ型作用素方程式とその応用
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