出版社内容情報
社会を維持する要,「信用」に着目。進化ゲーム理論を援用した数理モデルやエージェントベースモデルにより,社会の仕組みを紐解く。
内容説明
自然科学の各分野におけるスペシャリストがコーディネーターとなり、「面白い」「重要」「役立つ」「知識が深まる」「最先端」をキーワードにテーマを選びました。第一線で研究に携わる著者が、自身の研究内容も交えつつ、それぞれのテーマを面白く、正確に、専門知識がなくとも読み進められるようにわかりやすく解説します。
目次
1 協力の進化研究の基礎知識―進化ゲーム理論
2 協力を進化させるメカニズム
3 グループメンバーの選び方と協力の進化
4 頼母子講における協力の進化
5 頼母子講のフィールド調査と被験者実験
6 保険制度の起源と相互援助ゲーム
7 組織の分業における協力の進化
8 嘘の噂と信用
9 ミクロネシアで「協力」と「信用」を探す
著者等紹介
中丸麻由子[ナカマルマユコ]
1998年九州大学大学院理学研究科生物学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、東京工業大学環境・社会理工学院准教授、博士(理学)。専門、数理生物学、人間行動進化学、社会シミュレーション
巌佐庸[イワサヨウ]
1980年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、関西学院大学理工学部教授、理学博士。専門、数理生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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