ガリレオの生涯 〈３〉 二つの対話と宗教裁判

スティルマン・ドレイク/田中一郎（科学技術史）

共立出版（1985/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 p368／高さ 22cm
• 商品コード 9784320008205
• NDC分類 289
• Cコード C3023

出版社内容情報

【解説】
ガリレオの宗教裁判は科学者最大の受難として知られるが，一方で，ガリレオの受難は近代科学の生みの苦しみであったことも，膨大な一次資料をひも解いた本書が伝える。

【目次】
 

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Galilei]

第一次宗教裁判、これはイエローカードで済んだ。収録したガリレオの日誌は淡々と続くが、科学に裏打ちされた自尊心と頑固さは、日ましに増幅していく。レッドカードが予期された第二次宗教裁判は、またしてもヨーロッパを襲ったペスト流行のさなかだった。ローマの法廷へ旅立つガリレオに、まず課せられたのは、フィレンツェ出国時に義務づけられた、検疫の隔離だった。著者のS・ドレイクと翻訳・田中一郎は、いずれもガリレオ研究の第一人者。貴重な第一級の資料です。再発行をお願いします。

2020/01/19