持続可能性の教育―新たなビジョンへ

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  • サイズ A5判/ページ数 132p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784316804187
  • NDC分類 375
  • Cコード C3037

目次

第1章 持続可能性の教育の意義と展望(「ESD」という問題;なぜ、持続可能性の教育なのか;持続可能性の教育の哲学;持続可能性の教育における学び;持続可能性の教育における学びの特質;持続可能性の教育の展望)
第2章 持続可能な発展のための教育(ESD)の世界的潮流(グローバル・エシックスへの扉を開く;ESDをめぐる世界の動向と日本の今後への提言)
第3章 持続可能性の教育、その学習方法の基本原理(「持続可能性の教育」の学習の基盤;教育実践の可能性;教育実践の基盤形成;発想の転換と認識の深化)
第4章 「持続可能性の教育」の学習方法(「持続可能性の教育」のあるべき姿;「持続可能性の教育」に適した学習方法;「21世紀社会が求める学力」と「協同的プロジェクト学習」;協同的プロジェクト学習の指導方法例と新たな制度設計)
第5章 教育実践事例をみる(持続可能性の教育の教育実践の経緯;充実・深化期に向けての教育実践に手がかりを与える実践事例の紹介;掲載した実践事例の特色;充実・深化期の教育実践への期待)

著者等紹介

佐藤学[サトウマナブ]
専門は「学び」と「学びの共同体」の研究。1951年生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了。教育学博士。三重大学助教授、東京大学助教授、東京大学大学院教授を経て、学習院大学文学部教育学科教授、東京大学名誉教授。日本教育学会元会長、全米教育アカデミー(NAed)終身会員、アメリカ教育学会(AERA)終身名誉会員

木曽功[キソイサオ]
元ユネスコ政府代表部特命全権大使。1952年生まれ。東京大学法学部卒業。イェール大学MBA取得。文部省・文化庁・文部科学省職員を経て、内閣官房参与。広島県教育長、文化庁文化財部長、日本学術振興会理事、文部科学省国際統括官などを歴任

多田孝志[タダタカシ]
専門は対話論、国際理解教育論。1945年生まれ。上越教育大学大学院修士課程修了。東京都小学校教諭、海外日本人学校・補習授業校・カナダ公立学校教諭、目白学園中学・高等学校教諭等を経て、目白大学人間学部児童教育学科教授(学部長・学科長)。日本学校教育学会前会長、日本国際理解教育学会元会長、日本グローバル教育学会常任理事

諏訪哲郎[スワテツオ]
専門は環境教育論。1949年生まれ。東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程修了。理学博士。学習院大学文学部教育学科教授(学科主任)。日本環境教育学会会長。NPO日中韓環境教育協力会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Tsuneyuki Hiroi

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まずはさっと読み。「学びの共同体」の佐藤学氏が執筆者に加わっているので、より信頼感を持って読むことができた。学びの主体は子どもであると言うことを言葉ではわかっても、実際に実践に移すケースは数少ないと思われる。しかし、子どもは大人が思うよりもずっと上手な学び手であると考える。よく教師が教え込む姿が見られるが、それでは学ぶ子どもにとって物足りないのである。また、現代を生きる感性は大人よりも子どもが持っている。子どもに学びを任せる方が、より持続的であるのは自明である。2021/01/26

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