内容説明
「大坂の陣」と「関ケ原合戦」をめぐる誤解と真実。歴史の虚像はいかにして形成されるか?「歴史書における年号表記」「大名の改易・転封」などの問題とも併せて、虚像生成のメカニズムを解明する!
目次
第1章 歴史書における年号表記の誤り(諸事例 年月日表記の虚実)
第2章 関ヶ原合戦をめぐる諸問題(豊臣七将の石田三成襲撃事件―三成、家康屋敷に駆け込むの嘘;関ヶ原合戦の歴史的意義 ほか)
第3章 大坂の陣をめぐる諸問題(関ヶ原合戦後の秀頼と豊臣家の地位―「太閤様御置目の如く」;家康の将軍任官はどのような意味を持つか ほか)
第4章 大名改易と転封(福島正則の改易事件;肥後加藤家の改易事件 ほか)
終章 歴史認識をめぐる方法的基準―本書の結語として(根拠を明示しない言明は無効である;結果利益の観点から原因を遡及推測する思考法の戒め ほか)
著者等紹介
笠谷和比古[カサヤカズヒコ]
帝塚山大学文学部文化創造学科教授(専門、歴史学・武家社会論)。1949年8月神戸市出身(昭和24年8月15日生)。73年3月京都大学文学部史学科卒業。78年3月京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。89年4月国際日本文化研究センター研究部助教授。94年7月23日学位、博士(文学、京都大学)。96年4月国際日本文化研究センター研究部教授。2015年3月定年退職。4月現職。著書『主君「押込」の構造』(平凡社選書、1988年。88年度サントリー学芸賞。講談社学術文庫、2006年)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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