内容説明
本書では、大学入学までに必要とされる基礎的な能力・スキルを補正するところから、さらに高度な専門論文の制作や研究発表ができるところまで、無理なくスキルアップをはかれるよう易から難へ段階的な学習プログラムを組んだ。世界標準にたえる論文制作、発表ができるよう学習内容・学習方法ともに工夫を加えた。受け手の反応を「検証=フィードバック」することで表現力は向上するとの立場から、推敲過程には多様なトレーニング法を提示。文章やスピーチのコンテンツをつくることにとどめず、本づくりやイベントのプロデュースまで、コミュニケーションの全過程を体験することで総合的な表現力を体得できるよう単元設定に配慮。デジタル技術の普及が表現にもたらす可能性をもふまえ、非言語的な要素、例えば、身振りや機材の導入、場面づくり、そしてメディアリテラシーの観点の導入を積極的に試みた。それぞれのスキルについては、様々な教育の場での実践的な検証と、教育学、言語学、日本語学、認知心理学等の理論的な裏づけを経たものを採用した。
目次
第1部 基礎レッスン―ことばと情報の操作
第2部 アカデミックライティング―正確な表現
第3部 テクニカルライティング―わかりやすい表現
第4部 クリエイティブライティング―創造的な表現
第5部 声と身体を含めた総合的な表現
第6部 電子ツールを用いた論文作成法
第7部 電子ツールを用いたプレゼンテーション
著者等紹介
長沼行太郎[ナガヌマコウタロウ]
関東短期大学
青嶋康文[アオシマヤスフミ]
都立武蔵村山高等学校
入部明子[イリベアキコ]
つくば国際大学
向後千春[コウゴチハル]
早稲田大学
幸田国広[コウダクニヒロ]
法政大学第二中・高等学校、法政大学
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