内容説明
平成12年12月に出された教育課程審議会答申「児童生徒の学習と教育課程の実施状況の評価の在り方について」を受け、指導要録の改善等についての文部科学省初等中等教育局長通知が出された。評価規準の客観性、信頼性をどう高めていくか、評価の技法をどのように開発していくか、情報開示の方向を明示したこととも重なって、学校はもとより、この課題にどう応えていくかが問われている。評価は、子どもにとっては学習の改善と生き方の確立に資するためにある。教師にとっては、指導の改善のためにある。本書は、答申のこの基本姿勢をふまえ、上記の課題に沿いつつ指導要録のどこがどう変わったか、その記入にあたってはどこに留意すべきかを明らかにするため、まとめられたものである。
目次
1 新指導要録改訂の要点
2 指導要録の記録について
3 指導要録の取扱い
4 学習状況を客観的に評価するための方策
5 学校の自己点検・自己評価
6 指導要録の記入について
著者等紹介
児島邦宏[コジマクニヒロ]
1942年生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。東京学芸大学教授。第15~16期中央教育審議会専門委員。前教育課程審議会委員
小島宏[コジマヒロシ]
1942年生まれ。東京都公立小学校教諭、東村山市教育委員会指導主事、東京都立教育研究所主任指導主事、東京都教育庁指導部初等教育指導課長、東村山市立化成小学校長、東京都立多摩教育研究所長を経て、現在、東京都台東区立根岸小学校長
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