内容説明
コミュニケーション活動を通じて実践的コミュニケーション能力を養うとなると、特定の「場面」のなかでどのような言語材料を用いた英語表現がふさわしいのか、また、その英語表現の「働き」はどういうものなのかについて生徒に理解させておかなければなりません。その理解も抽象的、観念的理解では実践的コミュニケーション能力へとつながりません。具体的な状況下で「実地」に体験しておく必要があります。本書は、その「実地」体験を教室で促すための雛型を提案したいとの願いから出版されたものです。それも、「指導」だけにとどまらず、「評価」をも視野に入れ、いうなれば、英語教育の「入口」から「出口」まで設計してみることにしました。
目次
第1章 言語の使用場面と働き
第2章 家庭での生活
第3章 学校での学習や活動
第4章 地域の行事
第5章 世界とのコミュニケーション