日常生活からの心理学入門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 214p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784316343006
  • NDC分類 140
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、心理学のテキストが触れる項目を、章を立てて紹介・解説するところは他のテキストと変わりませんが、日常生活との関連が明らかになるように、各章のはじめに、日常生活の一こまをエピソードとして挿入しました。また、基本的な知識として覚えておいてほしい用語はキーワードとしてゴシックで示しましたので、テキストの解説だけでは不明な場合には心理学の事典で調べられるようになっています。内容については、先端的な研究が紹介されているところもあれば、古典的な研究成果が記述されているところもありますが、いずれもその章の執筆者が大切であると考えている内容が紹介されておりますし、章の終わりにある読書案内を活用すれば、過去の研究も現在の研究もわかるようにしてあります。

目次

序章 心理学への招待―水戸家の人々
1章 水戸家の朝―テーマ:欲求、動機
2章 お父さんの出勤―テーマ:知覚、認知、注意
3章 斉君の集団登校―テーマ:乳幼児、児童期
4章 美保子さんの通学―テーマ:思春期、青年期
5章 お母さんの嘆き―テーマ:感情
6章 お母さんのパート―テーマ:個人と集団、集団力学
7章 おばあちゃんの悩み―テーマ:記憶
8章 お母さんの悩み―テーマ:学習、思考
9章 子どもたちの帰宅―テーマ:知能、性格、個人差
10章 水戸家の夕餉―テーマ:家族
11章 夫婦の会話―テーマ:ストレス
12章 心理学とは何か

著者等紹介

鈴木由紀生[スズキユキオ]
1938年茨城県生まれ。1967年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。(財)海上労働科学研究所研究員、(財)労働科学研究所嘱託研究員を経て、現在、茨城大学人文学部教授。主著に『鹿島開発』(茨城大学地域総合研究所編、共著、1974年、古今書院)、『若者は危険なライダーか』(菊池哲彦編、共著、1981年、かんき出版)、『刺激のない世界』(北村晴朗・大久保幸郎編、共著、1986年、新曜社)、『特殊環境における知覚と行動』(H.ロス著、共訳、1976年、誠信書房)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。