出版社内容情報
テレワークや配信サービスなどの普及で,通勤・通学程度の運動すら減ったという人も多いでしょう。実際に日本でもゆるやかに肥満の人,特に子どもの肥満が増加傾向にあるようです。
ダイエットや減量,体のメンテナンスなどに関する情報はSNSやwebサイト上などにもあふれています。その中には,科学的な根拠の乏しいものや誤解にもとづいたものも少なくありません。本書では,ダイエットに関する科学的に正しい知識を手軽に学べる一冊です。イラストや画像を眺めながら,STEP1~3の解説を順番通りに読むだけなので,スキマ時間でサクサクと効率よく読み進めることができます。
「安易な断食がおすすめできない理由」「効果的なウォーキングやランニングのコツ」「禁煙すると太りやすいのはなぜ?」「甘いものは別腹,は科学的な根拠がある?」など,おもしろい話題もたくさん取り上げています。
【目次】
プロローグ
「太る」とは科学的にどういう現象か?
生活習慣病がかなでる死の“ カルテット”
1.最新科学がときあかす減量と肥満のメカニズム
まずは自分が太っているかどうかをチェックしよう
太る生活スタイルとやせる生活スタイルのちがい
太っている子どもは,大人になっても太っている?
「食欲」や「満腹感」をコントロールすれば減量はうまくいく
肥満の人は「白色脂肪細胞」がふくらんでいる
減量の味方「褐色脂肪細胞」は年齢とともに減る
新たな味方「ベージュ脂肪細胞」をふやそう!
腸内環境をととのえると,肥満が改善される?
ダイエットの成功のヒケツは男女でちがう?
Q&A 日本人は欧米人よりも太りやすい? など
2.肥満はさまざまな病気を引きおこす
睡眠不足も太る原因の一つになる
ホルモンの乱れが病気のリスクを高める
肥満が原因で「動脈硬化」になりやすい
動脈硬化は,さまざまな病気の原因にもなる
糖尿病は,ご飯を食べても飢餓状態のようなもの
脂肪肝を放っておくと,肝硬変のリスクが上がる
薬局で購入可能な,内臓脂肪を減らす新しい薬
Q&A 肥満は「がん」を引きおこす要因にもなる? など
3.健康的にやせるための食事のトリセツ
糖質も脂質もタンパク質も,とりすぎれば結局は太る
ダイエットの基本「カロリー制限」は意外とむずかしい
食べすぎを防ぐコツは「よくかむ」「まずは野菜から」
断食はリバウンドだけでなく,体力低下のリスクもある
脂質制限よりも“ 良質な脂質” の摂取が重要!
体に負担が少ない「ゆるやかな糖質制限」がおすすめ!
早食いや孤食も肥満につながるので気をつけよう
ダイエット目的での人工甘味料の使用はおすすめできない
Q&A 味覚に鈍感な人は太りやすい傾向がある? など
4.効果的にやせるための運動のトリセツ
運動によるエネルギー消費には3段階ある
まずは1 日の中で座っている時間を減らすことが大事
無酸素運動と有酸素運動をうまく使い分けよう
1 週間に2000 キロカロリーの運動を目標にしよう
スロートレーニングで,安全に効率よく鍛えていこう
ゆっくりとしたランニングでも効果はある!
「インターバル速歩」で効率的にウォーキング!
Q&A 体がやわらかいほうが,やせやすい? など
5.脳科学でコントロールする食欲のトリセツ
食欲はどのようにして生まれるのか?
「甘いものは別腹」にはメカニズムがあった
「ついつい手が止まらない」のはドーパミンによるもの
食べすぎるきっかけには,内的と外的要因がある
食べすぎのメカニズムは薬物依存によく似ている?
家族のライフスタイルがたがいに影響し合う場合もある
急激な食



