出版社内容情報
好評の新書籍シリーズ,第7弾は,私たちにとって最も身近な宇宙「太陽系」について特集をします。宇宙探査の技術は飛躍的に進化しており,その対象は130億年以上かなたにある銀河や,未知なる物質ダークマターなど壮大なスケールに及んでいます。
そうなると,太陽や惑星といった身近なテーマはだいたい知っている,あるいは解明されているのだろう…と思うかもしれません。もちろん,太陽系についてすでに明らかにされていることは数多くあります。しかし,まだまだ謎があったり,新しい事実が判明したりしているのです。たとえば,_2025年3月には土星の衛星が新しく128個認定され,全部で277個となりました。これまでは木製と衛星数を競っていましたが,一気にひきはなした形になったのです。
本書は太陽系を構成する天体について,基本的な知識から最新の研究成果まで,わかりやすく解説した一冊です。解説もSTEP1~3を順に読んでいくだけなので,長い解説を一気に読み込んだり,読む順番に迷ったりということもありません。
「真の“第9惑星”は存在するのか?」「ニュースなどで耳にする「アルテミス計画」とは?」「地球のマントルのサンプル回収は可能か?」など,おもしろい話題もたくさん取り上げています。ぜひご覧ください。
内容説明
STEP1~3を順番に読むだけ!スキマ時間で効率よく教養が身につく!
目次
1章 太陽系の中心で輝く「太陽」(太陽系の“心臓”にして唯一の恒星「太陽」;太陽の表面を拡大してみよう ほか)
2章 青い「地球」と夜空に光る「月」(生命があふれる青い惑星「地球」;激変してきたこれまでの地球の姿 ほか)
3章 地球と同タイプの「岩石惑星」(無数のクレーターにおおわれた「水星」;灼熱の大地が広がる「金星」 ほか)
4章 超巨大な「ガス惑星」と「氷惑星」(ガスでできた太陽系最大の惑星「木星」;木星の衛星には酸素が豊富な海が眠っている? ほか)
5章 惑星になれなかった「準惑星」と「小惑星」(かつて第9惑星だった「冥王星」;冥王星以外にも準惑星は四つある ほか)
著者等紹介
井田茂[イダシゲル]
東京科学大学地球生命研究所教授。1960年東京生まれ。京都大学物理卒業。東京大学地球物理学専攻で博士取得。専門は惑星物理学、アストロバイオロジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。