出版社内容情報
「天気」は,私たちの生活にとても身近なものです。「今日は天気がいいから布団を干そう」といったささやかなことから,
「台風」や「集中豪雨」など生命に関わるような災害まで,私たちの暮らしは天気に大きな影響を受けています。
そのため,人類は長い歴史の中で,暮らしを大きく左右する“天気の秘密”を何とかして読み解こうと,努力を重ねてきま
した。それが集積したものが,現在の「天気予報」です。
晴れたり曇ったり,大雨が降ったり,天気はめまぐるしく変化します。その変化をもたらす鍵となるのが,地球をめぐる「風」
です。風は気圧の変化で生まれ,大きなうねりとなって地球をめぐり,世界中の地域にさまざまな気候の変化をもたらします。
そう,天気の変化とは,ダイナミックな大気の動きのことなのです。
本書は,天気についてのニュートン先生の講義です。講義といってもむずかしいものではなく,先生と,科学に興味をもっ
ている生徒の会話です。「雲ができるしくみ」に始まり,「なぜ雨が降るのか?」「集中豪雨はなぜおきるのか」「天気予報のし
くみ」など,天気の秘密がたくさん詰まっています。この本を読めば,毎日の天気の変化が,より生き生きと感じられること
でしょう。
ニュートン先生の楽しい天気の講義を,どうぞお楽しみください。
内容説明
空を見るのが楽しくなる天気の入門書。「積乱雲」「気圧配置」「前線」「ゲリラ豪雨」…天気予報のワードがよくわかる!
目次
1時間目 「雨」や「雪」が降るしくみ(雲の正体は、水や氷の小さな粒;雲粒が合体して、100万倍の大きさの雨粒ができる ほか)
2時間目 天気の決め手「気圧」と「風」(天気を左右する重要要素「低気圧」と「高気圧」;四つの高気圧が、日本に四季をもたらす ほか)
3時間目 「気象災害」と「異常気象」(積乱雲が集まって台風になる;台風はカーブをえがいて、日本にやってくる ほか)
4時間目 天気予報のしくみ(陸、海、空、そして宇宙から大気を観測;スーパーコンピューターで、地球の大気をシミュレーション ほか)
著者等紹介
渡部雅浩[ワタナベマサヒロ]
東京大学大気海洋研究所教授。1971年生まれ。東京大学理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は気候科学。主な研究テーマは地球温暖化の物理学、気候変動論。IPCC第6次評価報告書執筆者にも選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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