出版社内容情報
東京スカイツリーの展望室の時間は,地上階よりも速く進む--。相対性理論の効果によって,そんなおどろくべきことが実際におきています。
相対性理論は,20世紀の初頭に物理学者アインシュタインがつくりあげた,時間と空間に関する革命的な理論です。学問の世界だけでなく,科学技術が発展した現代人の生活にとっても欠かせない理論です。たとえば,スマホのGPS機能は相対性理論なくしてはなりたちません。
相対性理論によれば,時間の流れる速さや空間の大きさ(長さ)が,見る人の立場や重力の存在によって変わるのだといいます。本書では,相対性理論の基礎をはじめ,タイムトラベルの可能性や世界一有名な式E=mc?の面白さなどをわかりやすく解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
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光速度不変の原理: 光の速度常に一定≒30万km/s→時間と距離の概念変化 時間の遅れと空間の縮み: 高速移動する物体では時間の進行が遅くなる 物体の長さは運動方向に対し短縮ー空間の縮み 一般相対性理論: 重力と時空ー質量が時空を歪め重力が生じる 重力場と時間の遅れー重力が強いほど時間が遅くなる ブラックホールー光すら脱出できない強重力天体 重力波ー質量変化による時空の波 双子のパラドックス: 高速宇宙船・時間が遅れ地球の双子より若くなる ワームホール: 異なる時空を結ぶトンネル状構造ー実在・実用性未確認2025/02/05