出版社内容情報
この世界のさまざまな現象について考える学問を,「物理」といいます。物理を学ぶと自然界のしくみやルールがわかり,物事を見る目が変わってきます。とはいえ,物理には難解な法則や数式も多く,苦手意識をもっている人も多いかもしれません。しかし,物理には感動するほどのおもしろさがつまっているのです。
たとえば,「今からおよそ300年後に日本で金環日食が見られます」なんていわれたらびっくりするかもしれませんが,物理の法則を使えば,天体の未来の動きを予測することができるのです。また,物理で考えると,「あなたは過去しか見たことがない」ことになります。実感がわかないかもしれませんが,これも物理学がみせてくれる想像をこえた世界の一つです。
この本では,ちょっと不思議な物理の現象を,イラストや画像をふんだんに使ってわかりやすく紹介していきます。また,「なぜ空が青いのか」「電柱からのびた電線は,どうして3本セットなのか」「火は電気を通すのか」といった,身近な話題もたくさん登場します。最後まで存分にお楽しみください!
内容説明
自然現象も身近な不思議も、すべては物理が教えてくれる。
目次
プロローグ 物理の視点でみると、世界が変わる!
1 自然現象を「物理の視点」でみよう(虹は、太陽の反対側に出る;夕日で空が赤くそまるひみつ ほか)
2 「不思議な運動」を物理で解き明かす(つるつるの氷の上でも、物体は必ず止まる;鉄の球も羽毛も、落ちる速度は同じ ほか)
3 身近な現象にも「おもしろい物理」はひそんでいる(1メートル先は「3億分の1秒前」の世界;超長い棒を使えば、超光速で通信できるか? ほか)
4 感動する「物理学者の頭の中」(「自転する地球から飛ばされない」のはガリレオが解明した「慣性」のおかげ;現代文明を支えるパスカルの原理 ほか)
物理学Q&A
著者等紹介
橋本幸士[ハシモトコウジ]
京都大学大学院理学研究科教授。理学博士。京都大学理学部卒業。専門は超弦理論、素粒子論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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